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大切な人を亡くしたあの日

一年前、藤の花が美しく咲いた頃に

母方の祖母を亡くしました。

 

私にとっては

子供の頃は口うるさいおばぁちゃんが大嫌いだったし、怒られている記憶しかないのに

結婚してからはなぜかおばぁちゃんのために帰省しなきゃ!ひ孫たちを会わせてあげなきゃ!と思う

とても大切なおばぁちゃんでした。

 

 

祖母が亡くなって1年。

やっとブログに記録しようと決心がつきました。

 

ネット上に文章に残すことに少し不安もありますが

決意表明として残しておかないと

 

人の記憶とは儚いもので

(そうでないと生きていけない)

記憶や決意が薄れてしまわないように

 

ここに記しておこうと思います。

きっかけは、広島から和歌山へ帰省した我が家が持ち込んだ

 

インフルエンザウイルスでした。

 

その時は、ウィルスを持ち込んでいたなんて

全く気づきませんでしたが

 

1泊2日の帰省先から帰る道中で

家族のうちの一人が体調を崩し、結果、インフルエンザだということが判明しました。

 

 

そして、その数日後に『おばぁちゃんが発熱し入院した』と連絡がありました。

 

その時にはすでに

インフルエンザから肺炎を合併していました。

 

 

コロナ禍の影響で、和歌山の家族たちも

入院した祖母には直接会うことができず

病院からの情報で祖母の状態を聞く毎日でしたが

 

日に日に弱って、意識が薄れていっている状態でした。

 

 

とても心配でしたが

子供達もいるし、私も当時は妊婦だったので、

気軽に広島から和歌山へ簡単に行くことができず、

毎日母からかかってくる電話に『回復してて!』と願う日々でしたが

 

発症から約1週間で帰らぬ人となってしまいました。

 

あっという間の出来事で、今でもおばぁちゃんが亡くなったなんて信じられません。

 

 

90歳を目前に

ひ孫が3人誕生することを誰よりも楽しみにしていて

 

『今年は絶対死ねん!』

 

が口癖になっていた祖母。

 

 

のちに元気に生まれた3人のひ孫たちを抱かせてやれず

おばぁちゃんが病院で戦っている時に

近くにも行ってやれず

子供達も会わせてやれず

声も届かない。

 

あんなにお世話になったのに

おばぁちゃんの最後に寄り添ってあげられなかった自分が

情けなくて悔しくて。

 

『あの時、帰らなければ。』

 

と、何度後悔したことか。

 

 

 

 

その時は、本当にそう思っていたけど

 

今は少し違う考えが持てるようになりました。

 

 

 

『これは運命で、受け入れるしかない。』

 

と。

 

 

いくら後悔しても、泣いても、おばぁちゃんは戻ってこない。

 

 

私たちが生きているのは「今」で

過去に戻ることはできないし、変えることもできない。

 

 

だけど

 

 

未来は変えられる。

 

 

とても大切な人を亡くしてしまったけど

まだ、和歌山には大切にできる人たちがいる。

 

 

最近、和歌山でヨガのイベントをさせていただきましたが

これは私が和歌山に帰るきっかけを作るためでもあります。

 

和歌山でお仕事ができれば

頻繁に和歌山に帰ることができる。

 

離れて暮らす和歌山で大切にしたい人たちに頻繁に会うことができる。

 

そして私の活動で和歌山に住む大切な人たちを元気にすることもできる。

 

 

 

電話やメールもあるけど

やっぱり、直接会うエネルギーは全然違います。

 

それはおばぁちゃんの時に痛感したことでもあります。

 

電話で話す1時間より

会う1分の方が

色んなことが分かるし、伝わります。

 

オンラインの時代と言われている昨今ですが

 

オンラインがどれだけ進歩しようと

AIがどれだけ進化しようと

やっぱり結局オフラインには敵わないと思います。

 

 

だから私はこれから和歌山でも活動していくことを決めました。

距離はあれど、移動中にできる仕事も見つけれたし

この足で、会いにいくことの重要性は他に変えることができません。

 

ありがたいことに

それが実現可能な体であることにも感謝です。

 

 

 

年齢のせいもあって、心肺機能が衰えていた祖母。

そこに入ってきた強烈なウィルスがきっかけで

簡単に亡くなってしまいました。

 

改めて本当に体力って大事だなぁと痛感した出来事でもあります。

 

ウィルスに侵入されても

負けない体。強い免疫。

 

大切な人を、大切にできる体。

いざとなったら自分ももちろん守った上で

大切な人を守れる体力。

 

 

子どもたちの笑顔を守り抜くためには

ママは元気でなきゃならないんです。

 

 

 

だから私のヨガは体にフォーカスを当てています。

体が整わないと、呼吸も心も整わないからです。

 

 

そして、ママの体が整い、その先に進めた時

家族がもっとHAPPYになれると確信しています。

 

 

それは私自身がそうだからです。

 

 

 

一人で魚屋を切り盛りし、口が達者で

誰も敵わなかった強い祖母のように

 

私もまだまだ強くなりたい。

 

 

 

おばぁちゃん!そこでみててね!

いつか私もそちらに行くけど、

その時に胸を張っておばぁちゃんの前に立てるように

 

おばぁちゃんみたいな

心も体も強い、自立した女性を目指します!

 

 

人生第2章の幕開け!

 

 

 

 

ご縁があって嫁いだ広島も。

私を産み育ててくれた和歌山も。

 

両方同じように大切にできるよう

 

力を蓄え、私の道を進んでいきたいと思います。

 

 

ママの笑顔は家族の笑顔!

子育てには体力必須!

 

を合言葉に。

過去を大切にしながら

より良い未来へ向かって突き進むぞーー!

 

 

 

このブログを書くことで

こんな思いを胸に抱きながら活動しているんだ〜!と

私の内側を皆様にも少し知ってもらえたらなぁと思い、

 

今回、このような形で残すことにしました。

 

 

感想等ありましたら

ぜひ皆お声を聞かせていただけたら

 

私もとっても励みになります!

 

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

 

 

2024年4月 はる